2015年2月12日

2月15日は「国際小児がんの日」です。

ICCDロゴ

国際小児がん親の会連盟が2月15日を「国際小児がんの日」としたのは2002年のことでした。毎年、国際小児がん親の会連盟の主導のもと、2月15日に向けて世界各地でさまざまな団体が一斉に「小児がんの啓発活動」を展開します。

国際小児がん親の会連盟(Childhood Cancer International、旧名称 International Confederation of Childhood Cancer Parent Organization)は、小児がんの親の会の中では最も大きい国際的な団体で、五大陸90か国で活動する大小177の団体が加盟しています。シャイン・オン!キッズは2008年10月より加盟しており、日本の団体では「公益財団法人がんの子どもを守る会」、「NPO法人アジア・チャイルドケア・リーグ」の3団体がメンバーです。(2015年1月現在)

日本のみならず、子どもの死因の第一位は何だと思いますか?
事故を除くと「小児がん」が最も多いのです。世界中で250,000人以上、日本では約2,000人~2,500人の子どもが毎年小児がんと診断されています。子ども10,000人に約1人の割合です。大人のがんとちがって、子どものがんは生活習慣とは関係なく発症します。

でも小児がんは治る病気です。できるだけ早期発見し、正しく適切な治療を行えば、現在では治癒率は約70%にまで向上している病気なのです。

シャイン・オン!キッズは活動目標のひとつとして、学会の参加、ボランティア活動、スポンサー企業との連携などを通じて「正しい小児がんの認知を高める活動」を掲げています。


「小児がんを世界の子どもの医療政策上、優先すべき8つの理由」

国際小児がん親の会連盟の英文リリースを、公益財団法人がんの子どもを守る会で日本語版にされたものです。(PDFファイル

「国際小児がんの日2015 全国啓発キャンペーン」のご紹介

2015年3月末までの期間、公益財団法人がんの子どもを守る会では全国の各地域でキャンペーンを行っておられます。
詳細は、「がんの子どもを守る会 スタッフブログ」、各地域の活動一覧のPDFファイルでご覧ください。

小児がんの早期発見・治療のために

下記の症状が継続したり繰り返す場合は小児がんを疑い、医師の診察を受けてください。

  • 眼が白く光る、斜視、視力障害、眼球突出
  • 腹部/骨盤/頭部や首/四肢/精巣/分泌腺などにしこりがふれる
  • 原因不明の発熱が2週間以上続く
  • 体重減少に加えて顔色が悪い、疲れやすい、あざができやすかったり、出血しやすい
  • 骨や関節、また背中の痛みがあり、骨折しやすい
  • 神経学的な兆候:歩行、バランス感覚、あるいは発話能力の変化など、発育・発達過程で到達されるべき能力が退行する
  • 2 週間以上続く頭痛、嘔吐や頭のサイズが大きくなる場合もある

SIOP(国際小児がん学会)と ICCCPO(小児がん親の会国際連盟)による「国際小児がんの日」に世界に発信するメッセージより)


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