シャイン・オン!コネクションズ

2020年、新型コロナウィルス感染拡大により世界中が未曾有の事態に陥りました。

小児病棟の子ども達は通常でも我慢を強いられています。しかしさらに家族の面会制限や外出・外泊の禁止、ボランティア活動停止等、想像していなかった極端なストレスのもとで入院生活を送ることとなりました。

今、シャイン・オン!キッズがすべきことは何なのか。私達は全国23病院へ緊急アンケートを実施。新プログラム「シャイン・オン!コネクションズ」を立ち上げました。

緊急事態宣言下の小児病棟の状況

  • 外出・外泊(週末帰宅)の禁止
  • 保護者の病棟面会時間制限(1~2時間まで等)
  • 院内学級・プレイルームの閉鎖
  • 院内ボランティア活動等の中止

※以上は例であり、病院毎に対応に差異があります。

入院中の子どもたちへの影響

  • 保護者との面会時間の減少で、精神状態がより不安定に
  • 学習や遊び時間の減少
  • 医療従事者以外とのコミュニケーション減少

このような状況下において、子どもたちの成長への影響が深く懸念されます。

目標

入院中の子どもたちのために、オンラインで行える「こころのケア」プログラムの構築を目指します。

方法

ネット環境が整備されていない病院へ4G回線の通信機能付きiPadを無償貸与(2021年 全国18病院)、また一部の病院へは分身ロボットのOriHimeを無償貸与し、インタラクティブ性を重視したオリジナルコンテンツを提供します。

病院側は、以下のような様々なラインアップからお好みの活動を選び、ライブ配信の予約をすることができます。 

ファシリティドッグ候補犬のバーチャル訪問

  • 子どもたちによる、ファシリティドッグ候補犬への本の読み聞かせ
  • ファシリティドッグ候補犬と英語で交流し、英語学習とトレーニング体験

英語での文化交流サポート  

  • エリックさんほかゲストに加え、病院でのボランティア経験のあるバイリンガルの高校生が参加する、お子さんの年齢に適した、語学力や創造性を高めるための楽しい交流プログラム

音楽学習     

  • ユニーク、ハンズオン、そしてクリエイティブなミュージック・ワークショップ

読み聞かせ

  • 作家とプロの音楽家による絵本の読み聞かせ

家族支援 

  • 病院の緩和ケアチームの要請があった場合、ご家族にタブレットやOriHimeの貸し出し

テクノロジーとサイエンス

  • OriHimeを使用した、博物館や水族館へのバーチャル訪問やお仕事体験

算数や科学に基づいた、コミュニケーション向上のための統合型学習

  • GEMS (Great Exploration in Math and Science)インストラクターによる、科学、算数学習支援
  • レゴ・プロジェクト

科学的な音楽学習

  • 最新のビデオ・サラウンド・システムを使用したバーチャル体験を研究する、冨田勲リサーチグループが作成したプロジェクト

テクノロジー学習 

  • ボードゲームを使ったグループでのワークショップを通じ、テクノロジーやコラボスキルを学べる、タンキュークエスト (TanQ Quest, tanQ) の探求型教育

OriHimeロボットを使用する理由

  • 病院の精神分析医や医療スタッフの推薦
  • 除菌しやすく、感染予防策にも準拠
  • 子どもはロボットが好きで、楽しく交流できる
  • 子どもでもiPadで操作が可能。自身でどうにもならないことの多い病院にあって、操作ができることを実感できる
  • 小学校入学前から、テクノロジーを使った学習への基盤づくりができる

お問い合わせ

当プログラムに関してのお問い合わせは、こちらからお願いいたします。

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