小児がん経験者のためのキャンプカレッジ

キャンプカレッジ( Camp Courage for Survivors)について

小児がんを克服した子ども達は、やがて社会人として活躍していきます。彼らが困難ながん治療を終えた先には様々なチャレンジが待ち構えています。小児がん経験者の8割以上は、治療に起因する後遺症(晩期合併症)を何らかの形で経験します。

キャンプカレッジは、こうした小児がん経験者が前向きに人生を歩むきっかけとなるようなキャリアアップ支援事業として、バンク・オブ・アメリカの助成を受けて2017年にスタートしました。

プログラムの特徴は、小児がん経験者自身がリーダーとなって仲間と取り組みたいことを企画し、シャイン・オン!キッズが運営をサポートすることです。自分たちの豊かな未来作りに生かせるようなワークショップを通して、自身の経験を仲間と共有したり、未来への一歩を歩むきっかけを作るよう企画されています。小児がんの種類や発症の年齢、その後の経過などにかかわらず、それぞれの得意なことや好きなことで壁を乗り越え、「小児がん闘病」という経験を「自信」に変えていけるコミュニティ作りと学習やキャリア支援を目指します。

キャンプカレッジの仕組み

キャンプカレッジを通して得るもの

コロナ禍でリアルイベントが難しかった2020年には、オンラインで繋がり楽曲を演奏。NHK/Eテレ「パプリカMYバージョン」で放送されました。
  • 応援: 年下の小児がん患者や経験者にアドバイスをしたり勇気づけたりすることで、経験者はパワーを得ることができます。
  • 自己肯定感を高める:同じ小児がん経験者向けのプログラムを企画運営することで仲間を勇気づけていることを感じ、自分の可能性を実感します。
  • 共通の経験:子ども達の間には、小児がんという共通の経験があり、安心できる環境で出会い、交流を深め、お互いを知るという滅多にない機会を得ます。
  • 経験の共有:小児がん経験者たちは治療を終えたのち、同じ経験を持つ同年代の仲間に会う機会がとても少ないですが、安心できる環境で出会い交流を深め、経験を分かち合う機会となります。
  • ネットワーク:経験後の生活を送っていく上で頼りになる、ネットワークづくりができます。
  • スキル:各分野の専門家から新しいスキルに触れる機会を得、社会人としての将来を思い描く材料になります

2022年からは、小児がん経験者が培ってきた経験をよりパワフルなツールにし、社会のリーダーとして活躍するお手伝いをさせていただきたいと考え、リーダーシップ研修「じぶん未来プラン」(初年度は電通育英会の助成事業として実施)を開始しました。

 

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