2011年10月17日

福本 敬子さん

宮城でのワークショップにて子どもたちと福本敬子さん

今年8月、タイラー基金は、シャイン・オン!ニコニコ大使プログラムに加わってもらえるアートセラピストを探していました。福本さんはFacebookでの募集を目にしたとき、東北の子どもたちの助けになりたいという一心で応募されました。

早速、1週間にわたる岩手でのニコニコ大使ツアーに加わりデイケアセンターや保育園、幼稚園をまわりました。非常に熱心に、表現アートセラピストとしてのスキルをいかんなく発揮してくれました。

被災地東北の子どもたちと先生たちは彼女のことが大好きになりました。彼女のワークショップには、子どもたちの心を癒す強い力があったのです。子どもたちがこのワークショップで描いた作品のいくつかは、シャイン・オン!ソングスの商品となっています。

初めての経験ながら非常にうまくいったため、すぐさま2回目のツアーへとつながっていきました。こうして東京の図書館で働いていた福本さんの夏休みは、突然東北でのニコニコ大使ツアーへと変貌しました。私たちの期待以上に彼女がこのプログラムにとって欠かせない人材であることが実証され、9月からニコニコ大使コーディネーターとしてフルタイムで働いてもらうことになったのです。

大阪の高校で教師の経験もあり、日本の教育システムにも通じている福本さんにとっては、学校という場はなじみのある場所です。いまや、学校側と調整しながらニコニコ大使ツアーのスケジュールを立てるだけでなく、毎月2週間のツアーに出かけて東北各地を回り、ワークショップを行っています。

わずか数カ月しかたっていないのですが、今ではタイラー基金の有能なスタッフとしてパワフルに働いている福本さん、これからもますます力を発揮してくれることでしょう。シャイン・オン!