2007年8月1日

インタビュー:元オーストラリア・クリケッターのデニス・リリー

元オーストラリア・クリケッターのデニス・リリーと奥様のヘレン

AM、MBEを有するデニス・キース・リリー(1949年7月18日、西オーストラリア、スビアコ生まれ)は、「世代を代表する傑出したファスト ボウラー」として評価されたオーストラリアの元クリケット選手です。リリーは、その不屈の姿勢と人気の高さで知られていました。1984年に国際クリケット界から引退する時には、彼は当時の最多テスト ウィケット(355)の世界記録保持者になっており、オーストラリアで史上最も有名で評判の高いスポーツ選手の一人としての地位を確立していました。

デニス・リリーは2007年11月に行われた私共の募金集めのイベント、エンタテインメント・エキストラバガンザ及び東京シャイン・オン!アイドルのゲストです。

デニス、あなたはつい最近も、北海道を初めて訪れたようですね。いかがでしたか。

デニス・リリー (以下DL) そうですね。日本の人たちととも話しをしましたし、日本がどんな様子か聞きました。高層ビルやたくさんの人たちがいるのを予想していましたが、東京のような大都市にいったわけではないので、ヨーロッパの田舎のようだと感じました。

それは、東京にお越しの際、私たちがお見せしましょう。日本食はいかがでしたか?

大好きです!とても健康ですしね。いつでも食べていたいです。

あなたのキャリアは輝かしいものです。イングランドに対して、83の5ウィケット…その試合の前半では、ナーバスになりましたか?

私がプレーするすべての試合において、ナーバスになります。朝食を食べているときぐらいから始まるんです。だから、いつも軽食です。そんなに早く始まらな いときはあっても、グラウンドでは大抵ナーバスになります。とても、ひどくなります。少しおさまったかな、と思えば、投げる直前にまた始まる。でも、一投 目を投げた瞬間、なくなってしまうのです。

355テストウィケット・・・世界記録を樹立したときですね。

最近のことに感じませんか?!

その上、WACAでは、特にどの部分が楽しんでプレーできたのでしょうか?

いい質問ですね。MCGはいつも雰囲気や観客がいいですね。シドニーはクィッキーには決して良くない場所ですが、古きよきクリケット精神が感じられる場所です。私はLordsが好きです。雰囲気が最高なんです。

ウエストインディーズを忘れていました。そちらでのプレーは楽しみましたか?

はい、ただ、ウィケットは大抵・・・私がプレーするときはそうですが、投げるのを楽しみにしているわけではないのです。でも、雰囲気は最高です。そして、クラウドはプレーヤーたちと最高潮の興奮へ導く才能を持っていますね!

あなたは数百のバッターと戦ってきました。記憶に特に残っているのはどなたですか?

一人に決めるのは難しいですが・・・2人のリチャードですかね。私たちは、十分なバリーは見ませんでしたが・・・彼は本当に、クリーブロイドとして、特別でしたね。その他は、シャペル、ローレンス、グリーニッジにヘインズ・・・数人のことは言い忘れていると思うけど。

彼はあなたにとって、頭痛の種だった(ときもあった)?

ええ、…グーチとガウアーは、良いプレーヤーでした。ガウアーは、私が投球をする相手として苦戦しました…彼は、余裕があるように感じました。マジッドカーンは、すべての投球の種類において素晴らしいプレーヤーでした。

あなたは、現役時代に、多くの敵を作りましたね…主にあなたと向き合わなければならなかったのは打者!しかし、あなたはロッドマーシュとジェフトムソンのような良い協力的なパートナーがいましたね。まだ彼らとは連絡をとっていますか?

もちろん!彼らは最高の仲間でありこれからもそう居続けます。現役時代からそして今でも彼らは私にとって大事な仲間です。それぞれ別な理由で。ソーモー は、のんびり屋で簡潔的なタイプで、彼自身も自分を『リラックスして、ただ打つのみ』と表現していました。ロッドは折れにくい、妥協をしない、前線で戦 う、国のために死ぬようなまったく別なタイプです。タイプは異なりますが、大切な仲間です。

論争のクーペですね。我々にアルミニウムバットについて説明していただけますか?

過去に、バットの変更が何回かあった話しですね。肩をカットしたバット、背中が襟ぐれた形のバット。当時、私のパートナーが野球に基づきアルミニウムバッ トを思い浮かべ、我々はバットを売っていて時にイングランドのバットメーカーが交渉にやってきました。その時何か大きな商売に発展すると思い、 我々は自分たちでできるから静かにしていなという態度を取っていました。その判断が大きな間違いでした。大企業相手には勝てない。それにより、私がフラス トレーションのあまりバットを放り投げている場面を見かけたと思います!笑いのネタだと思っていましたら、ギネスブックにクリケットフィールド上に唯一放 り投げられたアルミニウムバットとして記録に残したらいいと思いますよ。

現在投球を早く投げられる方が何名か周りにいると思います。あなたは、現在のプレーヤーの中で評価を出来る人はいますか?

私は、ブレットリーが素晴らしい投球者だと思います。ちょうど辞任したマクグラースも、センセーショナルな選手でした。世界中で、私は…ドナルドが素 晴らしい投球者だと思います。現在グループの中で一番目立っているのはリーだと思います。オーストラリアは幸運ですよ、マクグラースがいるし、それから、 ウォーンもいました。彼がいなくて本当に寂しいです。クラークや若いジョンソンのような見事な投球者が一部いますが、しかし、誰がウォーンの代わりになる のでしょう?2~3年間はマックギルかな?

偉大なる西インド諸島の投球者たちを見ていたら、彼らのアプローチは、あなたのとどう異なっていましたか?どのように、彼らたちとどう似ているのですか?

そうですね、彼らがとてもよかった理由は、彼ら全員が90プラス[マイル/時間]の速さで投球していたからですよ。彼ら全員は91、92の速さで投球して いて、そして、他はおよそ95/96の速さでした。ホールディング、ロバーツ、マーシャルは全員95プラスの速さでした。他のチームでも見かけないです ね、もしくは二度と見ることもないですね。多くの人は、「彼らの投球はかなり速かったね」と考えてるけど、言わせてください。レベルはリープラス(より速 い)からね。それが、彼らのユニークさです。もう一つは、彼らはゲームを遅くしたことですね。一日で、70または80オーバーぐらいの速さで投球していた けれど、半日で220の得点を得たらかなりラッキーだね・・・生き残っていたらね。

引退後、どのようなことをしていらっしゃるのですか?

引退してから、というわけではありませんが23-4歳のころから事業をしています。事業をつづけ、フルタイムで経営し、さまざまなビジネスを展開して続けます。

それでは、デニスさん、日本でお会いできるのを楽しみにしております!

こちらこそ!