2008年9月1日

ロブ・キリンヴァン

Rob and Alison Quinlivan

ロブ・キリンヴァンはタイラー基金を当初から支援してくれています。彼の物語はこの組織の初めの小さなきらめき、喪失からの支え、それらが、ロブのようなボランティアの心のこもった、献身的な助けによって、広く行われるようになったことを伝えてくれます。彼はこう言います。「私のタイラー基金への関わりはタイラーの告別式の夜に始まりました。夜も更けたころ、マーク・マクタムニーと、アントン・マクロイに、マーク・フェリスが提案しました。彼はタイラーの追悼として、クリケットの小さなチャリティーマッチをやってみることを考えているといい、この3人でやってみるのを手伝ってくれないかと言いました。もちろん、私たちには何のためらいもありませんでした。」

ロブはオーストラリアのパースからやってきて、メリルリンチから日本に行く機会をオファーされ、それを受けた後、東京生活の始まった頃にマークとキムに出会いました。それは1997年のことでした。東京生活では、ロブと妻のアリソンは二人の娘を授かり、イギリスでの2年間の任務ではもう一人の娘を授かり、そのあともう一人の子どもを授かりました。キリヴァン一家は、有楽町にある東京のレストランの一つ、「アンディーの新日の基」がお気に入りです。

ロブはその夜のアイディアを思い返して、そこには「多くの浮き沈みがありましたが、初めの年のイベントで、私たちの著名人のゲストが実際に到着したとき、私たちはみんな自分をつねってそして、安堵のため息をついていました。初めの小さなチャリティークリケットというアイディアを、もっと大きなものにしていたからです。」そして今や、「つつましやかな初めの頃を思うと、この3年半でタイラー基金が成し遂げたことを誰も想像できなかったと思います。全ての経験が私にとって途方もなく実りあるもので、とても楽しいものでもありました」

組織をはじめから立ち上げることは、くじけそうな努力が必要ですが、友達の助けによって、すべてがより楽になります。ロブが主に重視したのは、著名人のディナーオークションを調整することでした。タイラー基金の主な資金調達者として、これは多くの時間のボランティア精神を必要とします。そして、ロブはそれを、よい時間が皆にもたらされること、素晴らしい目的のために、お金を集めていることを知ることで満足を得て、楽しくやっています。彼は、「私たちのイベントで、好意的なフィードバックがもらえるのが何より嬉しい。特にそれが著名人のゲストからの場合はなおさらです。彼らはたくさんのチャリティーイベントに参加しているので、私たちのイベントがワールドクラスだといわれるのは、チーム全員にとってとても誇らしいことだと思います。そして私たちはこの著名人たちがただお世辞を言っているわけではないことは、他の著名人の友達に私たちを紹介していることから自信を持っています。」と話しています。

ロブとご家族は2009年の前半、バークレイでの新しい地位を得て、ロンドンへ転勤します。「タイラー基金に、多くのヨーロッパにいる友人との連絡窓口として関わるつもりです。」ロブはまた、東京のオーストラリア人社会との長年の関わりがあり、ゴルフとクリケットが好きです。ロブは私たちに励ましのメッセージを送ってくれました。「タイラー基金は新しいボランティアを歓迎していますし、私の経験から、参加するたくさんの機会があるといえます。また、たくさんの新しい友人を得るための素晴らしい方法でもあります。」