2009年5月1日

シャイン・オン!ニュース 2009年5月

タイラー基金サポーターの皆様、こんにちは!

今月の出来事はこちら(沢山あります!): タイラー基金に、 新しいスタッフ が入りました; 子どもたちと お花見 をしました。; スターボランティアとして ケリー・ゴッドバウト をとりあげます。; 看護師への奨学金 が与えられました。; シャイン・オン!マラソンチャレンジは ポストマラソンパーティー をもって終了しました。; 成育医療センターで楽しいトミカ博 を開催しました。; スポンサーのコーナーでは、 ブリティッシュエアウェイズ にスポットライトをあてます。; そして、タイラー基金はまた “キッチンにて” 活動を温め始めました。

タイラー基金は4月から二人の新しいスタッフを迎えました。

松元和子 は東京大学出身の臨床心理士です。彼女は船木聡美と成育医療センターのがん病棟にて直接、入院、外来の子どもたちとそのご家族をサポートする、 “シャイン・オン!カウンセリング&サポートプログラム”の一員として働いています。徐々に新しい場所にも慣れ、子どもたちとは毎日遊びを通して、またご家族ともお話することで直接子どもたちを手助けしてくれています。
山森マリ は、 “シャインオン!ハウス” で植山こずえと働く保育士です。私たちの素晴らしいシャインオン!ハウスで、きょうだいやご家族の援助をしています。シャインオン!ハウスを訪れる、子どもたちやそのご家族が、楽しく、 すてきな時間を過ごすことができるようにしています。

これからも彼女たちの活動についてお知らせしていきます!

松元和子

このあいだみんなでお花見に行きました。桜を見ながらおいしいお弁当。ちいちゃんの言うとおり、 「みんなでたべるとおいしいね!」でした。他の家族ともお友達になって、きれいな葉っぱを袋にいっぱい詰めました。的当てゲームもやって楽しいことが盛りだくさんでした!

松元和子はタイラー基金の”シャイン オン!カウンセリング&サポートプログラム”の
臨床心理士です。

スターボランティア ケリー・ゴッドバウト

傑出したボランティアに共通しているものは?情熱です!タイラー基金にとって、 基金のミッションと子どもたちへの思いを、はっきりと明確に、情熱をもって語ってくれる存在が、ボランティアの中心的存在、ケリー・ゴッドバウトです。理事長のキム・フォーサイスは彼女について、「ケリーはピュアなエネルギーの 持ち主であり、理想のボランティア像そのもの。彼女は基金のミッション、ゴール、プログラムを完璧に、大切に理解して、誇りをもって外部に語ってくれるのです!新たなスポンサー探しにおいても大変助けられています。」と 語っています。ケリー自身の言葉からも、彼女のタイラー基金に携わる姿勢が伝わってきます。「私はただ、強く胸を打たれているのです。他の国では可能であること、例えば入院中の子どもたちが家に戻ることが日本では できないなんて・・・。でもタイラー基金のプログラム、例えば楽しいパーティを開催したり、絵本の読み聞かせなどを通じて、あまりコストをかけずに、多大なインパクトを与えることができるのです。」

南カリフォルニアで育ったケリーがタイラー基金に深く共感したのは、「集めた資金が直接プログラム、つまり国立成育医療センターに入院中の子どもたちとそのご家族のための活動に届く」という点だと言います。 続きは こちら 。

キム・フォーサイス

4月16日、タイラー基金は 斎藤由華 さんと 横井淳 さ んを専門看護師奨学生として迎えました。また、奨学生のお二人が小児がん領域で博士課程を続けるために奨学金を受け取り、また、タイラー基金のイベントな どにも参加してくださるというのは二重に喜ばしいことです。加えて、タイラー基金について彼らの大学で広めてくださり、また、将来彼らが働くことになる病 院で広めてくださるというのはとても嬉しいことです。

斎藤さんと横井さんは両方、看護師を目指す、また特に小児がん領域を専攻する個人的で説得力のある理由があります。横井さんの場合、彼は小児がん経験者で、看護師さんたちのおかげで辛いがんの治療を乗り越えることができたからだといいます。

斎藤さんもまた子どもの頃の入院経験から、また、小児がんの子どもたちのために働いた自分の経験に突き動かされ、小児がん看護について勉強することを選んだといいます。私は皆さんに彼らの授賞式での スピーチ を読んでいただきたいと思います。横井さんと斎藤さんの言葉は本当に涙が出るほど感動的でした。

タイラー基金の、小児がん領域の専門看護師を目指す大学院生に対する奨学金プログラムは、2008年から2009年の二人の受賞者を もってはじまりました。私たちの目的はより多くの看護師が小児がんの専門看護師を目指すことを応援することです。なぜなら日本では、看護の専門やより高度 な看護の資格のための勉強をするというのは未だに一般的ではありません。たとえば、ほとんどの病院では約2年ごとに様々な部署で看護師を異動させます。し かし、看護師は多くの場合、患者と直接過ごしたり、薬を処方したりする時間が一番多く、また、大抵の場合、突然の感染症など様々な問題に対する第一線にい るため、看護チームに本当の専門家を入れることは患者にとって大きなメリットがあり、医療スタッフ全体の効率性を上げるのにも役立つことでしょう。

タイラー基金は、候補者を選考し、このプログラムを成功に導いたCNS奨学金審査員チームに感謝を申し上げます

慶応大学 看護医療学部 教授  戈木クレイグヒル滋子 先生
聖路加看護大学 教授  及川 郁子 先生
済世会横浜市東部病院 看護師長  渡辺 輝子 先生

また、 Wishbone 主幹の 吉川玲子 さんは大変おいしいケータリングを届けてくださいました。ありがとうございました! www.happy-wishbone.com

キム・フォーサイスはタイラー基金の理事長です。

赤坂ホブゴブリンでのポストマラソンパーティーはレース参加者と”シャイン・オン!マラソンチャレンジ”にふさわしい幕引きとなりました。タイラー基金は、私たちのお祭りに食べ物と飲み物を提供してくださった、 マークスペンサー とホブゴブリンに大きな感謝を申し上げます。また、参加してくださったランナーの方にも感謝を申し上げます。 チャレンジによって集められた寄付 の合計は:

8,258,975円となりました!

全てのご寄付は、きょうだいのための保育、子どもたちのための安全な遊び場、そしてご家族へのリラクゼーションルームと緊急の宿泊を提供する、 “シャイン・オン!ハウス” に使われます。

パーティーではまた、以下のランナーの方へ賞品が贈られました。

スティーブ・パーソンズ さん!スティーブは昨年に引き続き2回目のチャンピオンで、なんと 2,371,500円 を全部ご自身のみで寄付を集めてくださいました! フォーシーズンズ 椿山荘 で一泊ゆっくり休んでください。
ヨハン・スラバート さん!ヨハンは2番目に多くのご寄付、 1,538,200円 を集めてくださいました。 ヒルトン東京 でごゆっくりお過ごしください。
カール・パイヤス さん!集めてくださったご寄付は、 287,000円 で3位です!おめでとうございます! パタゴニア のトラベルバックをさし上げました!
カレン・マイヤース さん!カレンさんは 241,000円 で、女性ランナーでは一番多くのご寄付を集めてくださいました。賞品は、 トップノッチグループ からのイメージコンサルテーションです。
その他の、 ナイキ ジャパンマクドナルド ジャパンピエロス のスポンサーの方々にも感謝を申し上げます。

ランナーの方々、サポーターの方々、素晴らしいサポートをありがとうございました。 また来年お目にかかるのを楽しみにしております!

ゆうとくん、ゆうとくんのお父さん、お母さん、山田真弓

病棟では子どもたちとご家族が自主的に活動を計画するようになってきました。 今回の主催者、ゆうとくんとそのご両親より、どんなに楽しかったかを報告をしてもらいます。

トミカ博ミニの準備をたくさんのお友達とできて楽しかったです。役割分担が自然とできていたり、子どもの 成長が見れたりしました。いつものプレイルームだけど、入院して行けなかったおもちゃ屋、トミカ博に行ったような気分になれました。「いつもの入院生活」 がたくさんの人と遊べて、楽しい時間を共有できたことを嬉しく思います。ありがとうございました。ゆうとと母と父より

ゆうとくんはタイラー基金のたくさんのプログラムに参加しています。お父さんとお母さんはシャインオンハウスに 「心からの贈り物」 をしてくださいました。
山田真弓はタイラー基金のカウンセリング・プログラム・アシスタントです。

1948年、それはブリティッシュエアウェイズが日本でのサービスを開始した年です。 60年以上もの間、ブリティッシュエアウェイズは、最高のサービスと賞品をお客様に提供できるよう、努力をしています。ブリティッシュエアウェイズは、 ファーストクラスとビジネスクラスでの初のフラットベッドのような発明で、業界をリードし続けています。ビジネスだけではない社会との関わりとして、ブリ ティッシュ エアウェイズはタイラー基金の始まりの頃から3年にもわたって、支援をし続けています。

ブリティッシュエアウェイズ日本・韓国のマネージャー、 ヴィシュアル・シンハ さんは、「チャリティー団体として、タイラー基金は企業からの寄付に頼っていますが、私たちは喜んでファンドレイジング活動をサポートしています。私たちは基金が、がんの子どもたちのサポートのため寄付を集めることを手伝っています。」

ブリティッシュエアウェイズが日本でサービスを始めた60年前から今を見ると、今や、ブリティッシュエアウェイズは、ボーイング 747-400の気持ちのよいシートで、成田とロンドンを12時間弱で飛んでいるのです。シンハさんによると、「ボーイング747-400は、今までのど のシートよりも足元が広く、ケータリングやエンターテイメントの選択肢も幅広い。またキャビンも今までより静かなので、お客様がお休みになったり、お食事 をされたり、最新の映画を見たりなどということを気持ちの良い環境でできるのです。」シンハさんはまた、「イベントでのオークションアイテムとして、東京 からロンドン、ヨーロッパの都市へのビジネスクラスチケットを提供し、ファンドレイジングに役立ててもらいました。」とコメントしています。 マークフェリス は 「私たちはブリティッシュエアウェイズと今まで3年間一緒に働いてきてましたが、彼らは基金にとって素晴らしいサポーターでした。チケットを提供してくだ さるだけではなく、著名人ゲストへチケットをディスカウントしてくださり、また全てのアレンジにおいてとても柔軟に対応してくださいました。」記事をもっ と読みたい方は こちら

ブリティッシュ エアウェイズ、アジア太平洋 広報部長 チョイ・フォン・ヴァリスさんにこの記事のご提供を感謝します。

テレサの英語でクッキング は英語上級者にとって、英語で話すことを学べるだけではなく、6つのおいしいご飯を3つの違った料理方法で学ぶことができる、素晴らしい方法です。バジルソースのパスタ、チキンフォーなどどれもこれも美味しそう! テレサの英語でクッキング は、英語上級者のために特別に書き下ろされた、興味深い逸話や、興味深い洞察がいっぱいの、 キム・フォーサイス のナレーションによるCDつきです。アカデミーPCN株式会社によりデザインされ製作されたこのセットは、CD、レシピカード3枚、そして原稿つきです。

テレサの英語でクッキングはあなたの英語力を高めるだけではなく、この楽しい料理本の購入価格の一部がタイラー基金に寄付されます。ありがとうございます!

詳細、または購入を希望される方は以下をご覧ください。
(日本語) www7b.biglobe.ne.jp/~academy-pcn/cd.html
(英語) www7b.biglobe.ne.jp/~academy-pcn/cd_english.html

がんとの闘いを少しでも楽に、そしてより輝く未来のためのご支援に感謝いたします。
私たちは子どもたちの輝く笑顔が大好きです。
また次回をお楽しみに。

キム・フォーサイス( kim@sokids.org )
マーク・フェリス( mark@sokids.org )

中溝涼さん、アキヒロ・クボタさん、鮓谷可世子さん、藤崎朋子さん、そしてデブ・ウェニッグさん、ニュースレター準備を手伝ってくださってありがとうございました!

タイラー基金についての詳細は、こちらのウェブサイトをご覧下さい。 www.sokids.org