2009年8月30日

シャイン・オン!アイアン・ウーマン・チャレンジ2009

アイアンマンは3.8Kmの競泳、180kmのサイクリング、42.195kmのマラソンから成るトライアスロン競技で、参加者は全3レースを16時間以内に続けて行います。公式のアイアンマン・レースは世界中の22箇所で開催されています。

川上澄江さんと東海林美佳さんはこれらのうち2つの競技に参加しました。澄江さんは2009年8月2日にイギリスで開催されたアイアンマンに参加し、美佳さんは2009年8月30日にカナダで開催されたアイアンマンに参加しました。アマチュア参加者として、2人は226kmという長く困難なレースを完走することを目標に、練習を重ねました。

澄江さんと美佳さんは、ガンを患う子どもたちとその家族を支援するタイラー基金の資金集めにこのレースを利用することを決意し、2009年9月に開かれたレース前のパーティーでも寄付を受け付けました。

お二人ともフリーランスのライター、編集、翻訳のお仕事をされています。

レース前のコメント

東海林美佳:「私がマラソンを始めたのは36歳の時で、これまでにフルマラソンを18回完走しています。トライアスロンは、2006年に大島でオリンピック・ディスタンスに初めて挑戦しました。それ以来、毎年夏にはトライアスロン、冬にはマラソン競技に参加しています。私にとって今回が初めてのアイアンマンレースになります。」

川上澄江:「38歳の時には、クロールで25メートルしか泳げませんでした。でも、トライアスロンの第一人者の方にスカウトされて、レースに参加するように勧められたのです。トライアスロンは、これまでにアイアンマン・ディスタンスを7回完走しています。私のモットーは、笑顔でゴールすることです。たいていはそのようにできるのですが、いつもというわけではありません。私はスポーツを通して社会に貢献する方法も模索しています。」

レース後のコメント

川上澄江さんと東海林美佳さん
川上澄江さんと東海林美佳さん

誰かのためにレースに参加していることが、レース中に困難な状況に陥ったとき特に、大きなモチベーションとなりました。

タイラー基金の代表、キンバリー・フォーサイスさんは、「がんを患う子どもたちは、医師や看護士の励ましを受けて、長く苦しい治療に耐えるのよ。だから、彼らは大人たちに声援を送るのが好きなの。」と話してくれました。

私達に声援を送ってくれる子どもたちのことを思いながら、私達はアイアンマン・レースを完走し、「アイアンウーマン」になることができました。タイラー基金をご支援いただきありがとうございます。