2010年6月5日

ベイリーが寝たきりの少年をはげましています

シャイン・オン!セラピードッグ・プログラム ハンドラーの森田優子からのレポート

Shine On! Therapy Dog, Bailey with Yuko Morita (left) in Shizuoka Childrens Hospital

今月は、とても感動的な出会いがありました。ある男の子のもとを訪ねたのですが、この子は2年前まで元気なスポーツの好きな少年でした。しかし、 ある日発熱し、その後寝たきりになってしまったそうです。

ほ とんどの時間を眠って過ごし、腕を動かそうとすると嫌がって力が入り、動かすことができない状態です。しかし、ベイリーが訪問した時だけはぱっちり目を開 け、いつもは動かせない腕もリラックスしてとても高くまで上げることができたのです。そんな様子を見ていたその子のお母さんは驚き、涙を流されていまし た。

そして、「この子がこうなってから初めて前向きになれました。出会えたことに感謝します。」とおっしゃっていました。その後、看護師さんか ら聞いた話によると、それまでは元気だった頃の写真しか飾っていなかったのが、今では、現在のその子の写真を飾れるようになったそうです。私たちこそ、彼 に出会えたことに感謝します。