2011年1月10日

グリパ – 大阪発、独自プログラム

TomiShoくんが作成したパンフレット

仲間を募集しています!

ベッドサイドを周ってお話を伺っていると、子どもたちのアイデアにびっくりさせられることがしばしばあります。「Expanse of Green Party(グリパ)」もベッドサイドから生まれたもののひとつです。この「グリパ」は、大阪市立総合医療センターに通っている「移植を経験した人」専用のチャット・グループです。「グリパ」を立ち上げたのは、移植経験者であるTomiShoくんです。なんと彼は高校生です!そんなTomiShoくんにどうして「グリパ」を作ったのか聞いてみました。

EGP(グリパ)を考えたきっかけは、入院中に仲良くなった友達が退院すると、それぞれ地元に帰ってしまい離れ離れになります。それで、「また友達と気軽に話しができないかなぁ?」と、思ったからです。EGP(グリパ)では、今悩みを抱えている人や、それを克服した人がその様々な悩み事について話したり、あるいはその日の出来事などをチャットやビデオ通話を使って会話できます。EPG(グリパ)を通してメンバーが、楽しく過ごせたらいいと思います。

TomiShoくん、ありがとうございました!企画書からパンフレットまで、すべて手作りの「グリパ」は、タイラー基金が応援している「自主企画プログラム」の新しい形です。この「グリパ」が大変な経験を乗り越えた仲間同士が気軽に楽しく過ごせる素敵な場所になるよう、お手伝いしていきたいと思います。

松元和子

松元和子は大阪市立総合医療センターのシャイン・オン!カウンセリング&サポートプログラムの臨床心理士です。