2011年2月27日

ジョセフ・テイム

ジョセフ・テイムさんは、2011年2月27日(日)に開催された東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジ2011に参加し、東京の国立成育医療研究センター近くにあるタイラー基金運営のフルサポート施設、シャイン・オン!ハウスのための募金活動を支援してくれました。この施設では、入院している小児がんの子どもたちのきょうだいの保育、緊急の場合の宿泊サービスや毎週行われる小児患者のための各種イベントなど、あらゆるサービスを提供しています。

ジョセフ・テイム
東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジ2011の準備中のジョセフ・テイム(撮影:Hideki Francis Onda)

ランナー

名前: ジョセフ・テイム
ジョセフの紹介: ジョセフ・テイムさんは東京在住のライブ・メディア・プロデューサー。夫であり、マラソンランナー、アップルユーザー、チェンジ(変化)支持者であるジョセフさんは東京のランニング界では名の知られた存在です。2008年から走りだし、毎週日曜の朝には皇居周辺を走っており、皇居ランナーの友達と会っています。それまではいつもパソコンにはりついている忙しい毎日で、スポーツとは縁遠い生活でした。

そんな彼の記念すべき最初のランは、2009年東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジの10km部門でした。初めてのマラソン、極度の疲労のために中間地点で棄権しかけました。身につけたiPhoneから自分の走る様子をライブビデオストリーミングしており、1,000人もの人が彼の走りを見守っていたことでなんとか頑張りとおすことができたのです。日比谷公園のフィニッシュ地点まで走りきれたことで、翌2010年の東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジにも出場する気になり、42kmのフルマラソンにエントリーしました。ただ、目の前に延々と続く道路から気をそらさない限り、自分にはレースを貫徹することは無理だ、と悟っていた彼は、このときも走っている様子をライブストリーミングすることに決め、レース中は自ら実況中継解説を13,000人のビューワーに送り続けました。マラソンを走るということが実際にはどんなことなのか、見ていた人たちは十分理解できたと思います。

最近、来るべき2011年のマラソンに備え、ジョセフは新しいプロジェクトをトレーニングに取り入れました。GPSのトラックデータ(走ったルートの記録)で東京に巨大な絵を描くというものです。2011年1月下旬に、なんと45kmの「キティちゃん」を描くという快挙を成し遂げました。

それにとどまらず、彼はとんでもないことを計画しています。手作りの用具に4台のiPhoneとiPadを取り付け、それを装着して走るというのです。(ページ上部の写真)レース当日、ジョセフのライブ中継をご覧になるサポーターの方たちは、これぞインタラクティブという経験ができることでしょう。詳細はhttp://tm2011.com/ja/をご覧ください。

会社名: TGWメディア
趣味: ランニング、アップル社の製品、写真
好きな食べ物: 美味しいオーガニックサラダ
ツイッター: @tamegoeswild
Runkeeper: ジョセフのストリートチーム
 

レース

マラソン走行距離: 42km
個人またはチーム: 個人
 

レース前インタビュー

マラソン経験はありますか?

3回走った経験があります。そのうちの2回は東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジのトレーニングで都内を自分で走っただけです。正式なマラソンはとにかくきつくてヘトヘトになりました。でも、最初から最後までiPhoneからレースをライブ中継していたこともあって、とても思い出深いものになりました。記録は5時間7分でした。最近では、今年のマラソンに備えたトレーニングで47kmを4時間30分で走り、自己ベスト更新しました。

今年のマラソンでも自家製の器具に4台のiPhoneを固定してそれでライブストリーミングをやります。この市民放送局を技術面でサポートしてくれる会社がたくさんありますので。

東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジで走る理由は?

正しいことのために走ることが好きなので。

あなたのサポーターに伝えたいメッセージはなんですか?

私たちと一緒に夢中になれる体験をしましょう。レース日近くになったらどこでビデオが見られるか詳細をお知らせします!

 

レース後のコメント

2011年の東京マラソンを忘れることは決して無いでしょう。42kmを走る、それも特製のライブ・ストリーミングビデオセット「iRun」–6台の携帯電話とiPadを1台、3つのPocket Wifiルーターに大量のバッテリー、そしてバナナ一本に「勇気のビーズ」を2つ–を担いでのレースは予想していたよりもかなり大変でした。機材の重量の問題だけで無く、ライブストリーミングを見てくれている何千もの視聴者を楽しませるためにしゃべり続けなければならなかったことやTwitterで寄せられる応援メッセージに応えなければならなかったからです。

マラソン・チャレンジ中にオンラインで受けた応援や沿道からの声援には圧倒されました。沿道の観客からの「がんばれ!!」、途中で立ち寄り、即興のスピーチをした銀座のアップルストアのスタッフやお客さんから貰った拍手、35km地点で僕に賛同して応援することにしてくれた(見知らぬ)チアリーダー・チーム。

2つの勇気のビーズも僕に力をくれました。それは、どんなに僕のこの戦いが大変だとしても、ここ日本には他にももっと頑張っている人がいることの証。僕は彼らと一緒に走っていたのです。

この挑戦を実現させてくれた全ての人に感謝したい。素晴らしい我がスタジオ班、バッテリーの交換時などに細々とした物を代わりに持ってくれた同伴走者のフィル、サポート兼モバイル放送班、周囲の観客、はじめから最後まで僕らをサポートしてくれたテレビカメラのクルーたち、そして何千もの視聴者の方々。

そして、タイラー基金に寄付をしてくださったみなさん、本当にありがとう!心から感謝します。

 

ジョセフ・テイムさん、ありがとうございました!

ジョセフさんは東京シャイン・オン!マラソン2011で、タイラー基金のために47,000円を募金してくださいました!

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