2011年11月17日

妊婦さんへの癒し

シャイン・オン!セラピードッグ・プログラム ハンドラーの森田優子からのレポート

ベイリーが入院中の子どもたちを訪問し、子どもたちやそのご家族の
サポートをしていることはご存知かと思います。
しかし、ベイリーは妊婦さんのところも訪問していることはご存知でしたか?
子どもたち優先のため、産科病棟は週1回の訪問ですが、それでも妊婦さんたちも
ベイリーの訪問を楽しみに待ってくれています。
この病棟は、お腹の赤ちゃんに病気があることが分かっている妊婦さんが入院して
います。
ほとんどの妊婦さんは動いてはいけないため、1日中ベッドの上に横になっています。
そこで、将来産まれてくる病気を持った赤ちゃんのことを考えているそうです。
赤ちゃんが産まれてくることに対して、決して希望だけでは無いお母さんたちです。
ベイリーが部屋に入ると、笑顔で「頑張ってきたご褒美だ。」「この病院に入院して良かった。」
と涙を流す方もいらっしゃいます。
また、上のお子さんと離れ離れになっている妊婦さんは「子どもと向き合っているみたい。
犬にこんなに癒されるなんて知らなかった。」と言う人もいます。
「また来週も待ってるね。」みなさん、笑顔でそう言って見送ってくれます。
一時の心の安らぎかもしれませんが、ベイリーは妊婦さんとお腹の赤ちゃんにも
安らぎを与えています。