2012年2月14日

セラピードッグの感染に関する研究

ベイリーと濱田氏

シャイン・オン!セラピードッグ ハンドラーの森田優子からのレポート

2月3-4日、福岡で開催された「日本環境感染学会」という学会で、院内の感染管理を担う専門家、感染管理認定看護師、濱田氏が「Therapy Dog が感染対策に及ぼす影響についての一考察」という題で、ベイリーに関する研究を発表してくださいました。

手洗いやベイリーの清拭など、院内でどのような対策を取っているか紹介した後、院内で細菌数を定点観測してきたが、ベイリー導入前後で変化はないこと。
手術室にベイリーと一緒に入室した患者は、これまで一人も術後感染症の発症はないこと。ベイリーの毛皮から培養を取った結果、人に害を及ぼす細菌は検出されなかったことが発表されました。

そして、ハンドラーが感染対策についての知識を有し、患者が標準予防策を遵守することが重要と結論付けられています。
セラピードッグ導入時、病院側が懸念するのは感染に関することです。
この研究が、新たにセラピードッグ導入を考える病院への大きな後押しとなると考えます。