7年前、私たちはタイラー基金を設立しました。私たちの息子タイラー、そしてマーク、ナタリー、私たち家族ががんと闘ってきたこと、そんな個人的な理由によるものでした。
タイラー基金は、私たちの身近な友人、東京在住の外国人のコミュニティのサポートや、外資系企業にスポンサーになっていただくところから始まりました。溢れるほどのサポートを頂いたおかげで、タイラー基金がスタートできたのです。
当初の目標はささやかなものでした。一か所の小児病院のがん病棟に臨床心理士を1人置いたプログラムからスタートしました。月日を追うごとに力と情熱が膨らみ、プログラムが拡大していったのです。そして、小さな小さな組織が思いもかけないほど大きく成長しました。
タイラーがこれからも私たちの活動のよりどころであることに変わりはありません。その一方、この7年間で私たちは何千人もの子どもたち、そしてその家族と触れ合ってきました。
今や私たちの組織が語ることは、息子タイラーにとどまらず、私たちが触れ合ってきた何千人という患者の子どもたちのストーリーです。日本で闘う子どもたち1人1人の勇気のストーリー。彼らの笑顔のストーリーとなりました。そして私たちのプログラムを日本中に浸透させていくためには、外国人のサポーターの方々のみならず、日本人のコミュニティ、日本人の患者のご家族、病院との交流を広げ、コミュニケーションを深めていくことがかかせません。
私たちの活動に新しい名前が必要となってきたと感じました。日本の子どもたちとそのご家族にとって身近でわかりやすい名前、活動目的と内容をすぐに理解してもらえ、何年経っても通用する普遍的な名称が必要となりました。
私たちは新しく「シャイン・オン!キッズ」というブランド名で活動を行ってまいります。
私たちタイラー基金は「シャイン・オン!キッズ」というブランド名で、これからも常に子どもたちが笑顔と自信と希望と勇気をもって、それぞれの人生を歩む支えとなります。小児がんや重い病気と闘う日本の子どもたちが輝き続ける未来を確信しています。
私たちは活動を広げるとはどういうことか、
多くの子どもたち家族を支援するための
ベストな活動の形とはなにか、ということを
考えてきました。
それと同時に支援してくださる方たちが
支援したいと思う活動、支援しやすい形とはなにか、
ということも同時に考えてきました。
支援者にとっての最善の支援の形は地域社会での活動であると思います。
私たちのシャイン・オン!キッズの目標は今後も日本全国の
病院に私たちのプログラムを導入することです。
皆さんの地域社会をよりよいものに出来るよう
私たちは頑張っていきます。
そのためには地域の皆さんからのご支援が不可欠です。
どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。