★シャイン・オン!キッズからみなさまへのメッセージ
★ユニクロxノバク・ジョコビッチ「Clothes for Smiles」に参加中!応援をお願いします。
★認定NPO法人シャイン・オン・キッズになりました!
理事長 キンバリー・フォーサイス 2012年は私たちにとって非常に大きな年となりました。
オフィス移転、待望の二頭目のファシリティドッグ、ヨギがハンドラーの皆川と静岡に着任、そしてベイリーとハンドラーの森田は神奈川に転任いたしました。ビーズ・オブ・カレッジ®では、チーム・ビーズが別府選手によってオリンピックという場に持っていかれ、毎年恒例のエクストラバガンザはカーニバルの場となり、そしてシャイン・オン!キッズのプログラムを展開する病院は今年新たに3か所が加わりました。
団体自体も皆さまのご支援のおかげで日々躍進を遂げています。日本における患者のケアの基準をひきあげ、そして私たちシャイン・オン!キッズのプログラムが、全国の病気と闘っている子どもたちとそのご家族の生活に勇気、希望、笑顔を添えられていることを思うと本当にうれしいかぎりです。
皆さまのご支援をいただきながら行ってきたこの7年間の活動が実を結び、2012年12月7日に私たちは東京都より認定NPO法人を取得いたしました。
シャイン・オン!キッズ一同、患者の子どもたちとご家族、シャイン・オン!キッズのプログラムを展開している病院のドクター、看護士たちを代表して、皆さまからの変わらぬご支援に対して心より感謝申し上げます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。シャイン・オン!
ジェネラル・マネージャー 小寺 真理子 理事からのメッセージに同じく、今年一年は本当に私たちにとって大きなそしてとても重要な変化を遂げた年でした。
設立時からこの7年間で私たち触れ合ってきた何千人もの子どもたち、そしてその家族。今や私たちの組織が語ることは、この何千人という患者の子どもたちの勇気、笑顔のストーリーであると感じ、「シャイン・オン!キッズ」というブランドを10月に立ち上げました。そしてこの名称は認定取得と同時に組織名となりました。
ひとつの大きな出来事は入院中にファシリティドッグ・プログラムに参加していた患者さんだった当時高校生の女の子が彼女の勇気のストーリーを支援者の皆さまを前に伝える機会があったことです。
患者さん自身が公でスピーチをする、という出来事は去年の私たちにとっては夢のまた夢に値するものでした。ですがそれが実現しました。
患者さんとご家族そして私たちが強く繋がっているとも思える年でした。
そして今年は飛躍的に日本人の方に私たちの活動を知っていただくことが出来た一年、目標として掲げている皆さま日本人支援者の数が大きく伸びた年でもありました。
小児がんや重い病気を世の中からなくすことは私たちには出来ません。でも病気と闘う辛さを私たちは和らげる手助けは出来ると確信しています。これからも私たちの活動を通じて病気と闘う子どもたちの現状を皆さまにお伝えしつつ、そんな中でも輝いているたくさんの子どもたちの勇気、笑顔のストーリーを皆さまに届けます。
一年間温かいご理解ご支援にスタッフ一同御礼申し上げます。
来年も引き続きご指導ご鞭撻、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ファシリティドッグ・ハンドラー 森田 優子とベイリー 2012年は、2頭目のファシリティドッグ、ヨギと皆川を仲間に迎えた年であり、ファシリティドッグプログラムにとって大きな変化の年でした。
3年前の今ごろはまだ病院勤務を始めることができず、先が見えず不安な日々を過ごしていました。あの頃は、2頭目のファシリティドッグ導入を希望してくれる病院が現れるなんて想像も付きませんでした。それが今、2頭のファシリティドッグが誕生し、多くの皆さまに関心を寄せて頂けるようになったことは夢のようです。
2013年は動物介在療法を発展できるよう、努力していきます。
ファシリティドッグ・ハンドラー 皆川 誠一郎とヨギ 静岡県立こども病院に配属されてから、半年が経過しました。
皆様のご協力により、着任当初よりたくさんの子ども達やご家族、
病院のスタッフより優しく声をかけていただき、
私とヨギはスムーズに仕事を始めることができました。
まだまだ不慣れな部分も多くありますが、
日々こども達やご家族の笑顔に支えられているということに感謝しております。
2013年も初心を忘れず、
入院中の子ども達とご家族のために楽しくハッピーな気持ちで
ヨギと一緒に頑張っていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします!
臨床心理士 松元 和子 こんにちは。
カウンセリング&サポート・プログラム大阪担当の松元です。
2012年ももうすぐ終わりですね。
大阪3年目の今年は土台を固める1年でした。
これまでの2年間はせっせと土を運んで来て山を作ることに必死でした。
今年はそれが崩れないようにギュッと押し固める1年だったと思います。
心理士として個別に時間をとってお話しを伺うことが病棟で自然な光景になってきました。
10代の会にはなんと延べ428名のお子さんが参加してくれました。
勇気のビーズの参加者も150名を超えました。
2013年は入院中のお子さんやご家族はもちろんのこと、外来通院中のお子さんやご家族のためにできることをひとつでも多く見つけていきたい思います。
今年も皆さんの応援に支えられてここまで来ることができました。
来年もどうぞあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
臨床心理士 岡田 紫甫 こんにちは!カウンセリング&サポートプログラム東京の岡田です。
国立成育医療研究センターでは、2007年よりシャイン・オン!キッズ(元タイラー基金)から臨床心理士が派遣されていますが、私は2011年7月から活動を開始しています。そのため、2012年は、数年続くSOC&Sの活動を継続しながら、私自身も小児がん病棟に「根付く」ことが目標でした。毎日病棟を廻り、患者さんやご家族に顔を覚えていただくことで、「ちょっと困っているから相談してみようかな」と気軽に声をかけられる存在になる、そんな目標です。少しずつですが、「岡田さんに話をきいてもらえてよかった」、「全ての病棟に心理士さんがいればいいのに」というようなお言葉をいただくようになりました。思いを共有したり、困った時に一緒に考える相手として、来年も患者さんやご家族のお力になれるよう努力していきたいと思います。
2009年10月に日本で初めてビーズ・オブ・カレッジ®を導入した茨城県立こども病院から始まり、現在の導入病院は11病院と日本全国に活動が広がりました。
この一年では述べ200人以上の子どもたちとビーズ・オブ・カレッジ®に参加しました。
夏にはアメリカでビーズ・オブ・カレッジ®を導入している5病院を訪問し、緩和ケアが進んでいるアメリカでもっとも有効な心理社会的介入ツールがビーズ・オブ・カレッジ®であるという声をどの病院でも聞き、私たちの日本での活動は間違っていないと確信した研修でもありました。
日本の緩和ケアレベルがアメリカやその他海外の病院の現状までになるにはあと10年はかかるかもしれません。でも少しずつ一歩ずつ進んでいることには間違いありません。
ビーズ・オブ・カレッジ®をこれからも心理社会的介入ツールの一つとして子どもたちに家族によりよい環境で治療を受けてもらうことが出来る手助けとなることを願い、多くの病院に広めていきたいと思います。
– 2013年に向けて
ビーズ・オブ・カレッジ®には子どもたち対象のプログラムだけではなく、兄弟、病院スタッフをケアするためのプログラムも存在します。
そして来年以降は小児がんプログラムに加え、慢性疾患やその他の病気対象のプログラムも開始していきたいと思っています。
来年は導入病院を10病院増やし、合計で20病院以上がビーズ・オブ・カレッジ®に参加していることを目標に活動します。