2014年2月3日

ビーズ・デザイン・チャレンジ 2013: ビーズが完成!

「勇気」、「希望」、「喜び」、「笑う」そして「愛」を
ビーズにしたらどんな形かな?

BDCimage

「ビーズ・デザイン・チャレンジ」は、治療の過程でビーズ・オブ・カレッジ® プログラムに参加している子どもたち、ご家族、そして病院スタッフの方たちに好きなテーマを選んでもらい、「ビーズにするならどんな形?」とデザインしてもらうものです。

オンライン投票で1位に選ばれたデザインが、日本のとんぼ玉アーティストの方々によってハンドメイドビーズになりました!

アメリカで2012年から行われているこのイベントは、クライスラー株式会社のご支援、そして神戸とんぼ玉ミュージアムの協力をいただき、日本でも開催することができました。

 

ハンドメイドビーズはそれぞれ3個ずつ制作されました。ひとつはデザインをした子ども本人へ、もう一つはシャイン・オン!キッズへ、そしてもう1つはビーズ・オブ・カレッジ®プログラムの活動資金調達のために販売させていただきます。


ビーズ・デザイン・チャレンジ2013 デザインのテーマ
「勇気」 「希望」 「喜び」 「笑う」 「愛」


勇気 テーマ「勇気」第一位のデザイン画

デザイン画(クリックで拡大)
「勇気」で第一位のビーズ

ハンドメイドビーズ制作者 半田朋実さま

普段はどういう作品をメインに作られていますか?

18年ほど、ガラスの作品を制作しています。普段はペンダントやマーブル(オブジェ)など作っています。

どうして応募しようと思いましたか

ガラスで子供たちの支援が出来ることは素晴らしい事なので参加させていただきました。

やってみてどうでしたか?

普段あまり作らない形だったので、新鮮で楽しく作ることが出来ました。

むずかしかった点、楽しかった点など

ひまわりの表情が決まるので、顔を描く時が緊張しました。

子どもたちへのメッセージ

ガラスを通して子供たちの笑顔が少しでも増えますように・・・。

 

希望 テーマ「希望」第一位のデザイン画

デザイン画(クリックで拡大)
「希望」第一位のビーズ

ハンドメイドビーズ制作者 平野元気さま

普段はどういう作品をメインに作られていますか?

2008年から、岩手県花巻市大迫町(おおはさままち)にある「ガラス体験工房 森のくに」でバーナーワークでの制作やとんぼ玉体験の指導をしています。
普段作るものは鉄芯を使わないものも多く、フィギュア(人形)や、線の表現でランプ等も作っています。

どうして応募しようと思いましたか

今年制作した作品の中に「hope」とタイトルを付けたものがあり、「祈りつづける」、という意味を込めました。
5歳のお子さんが考えてくれた「希望」の意味、「ねがいつづける」が32歳の私と同じような発想であることに縁を感じたので、応募させていただきました。

むずかしかった点、楽しかった点など

形だけの表現ではなく、言葉のイメージもあったため、どう作ったらよいか迷いましたが、最終的にはシンプルだけどきれいな玉になったのではないかな、と思います。
デザインしてくれたお子さんが喜んでくれたら嬉しいです。

子どもたちへのメッセージ

僕はガラス作りが好きです。
みなさんも自分が好きなものを見つけて、楽しくたくさん勉強してください。

 

喜び テーマ「喜び」第一位のデザイン画

デザイン画(クリックで拡大)
「喜び」第一位のビーズ

ハンドメイドビーズ制作者 稲沢越子さま

普段はどういう作品をメインに作られていますか?

普段は鳥や花をモチーフにしたとんぼ玉やペーパーウエイト、和風の柄のとんぼ玉作品などを作っています。
活動としては主に、作家展、グループ展への参加、クリエイターズマーケットなどのイベント出展、ガラス専門店などでの委託販売などです。

どうして応募しようと思いましたか

北の匠の会からのメールでの募集がはじめのきっかけです。
入選者のデザインを見たとき、すぐ作り方はどうしたらいいか考えていました。
考え始めると止まらなくなって、これはもう応募するしかないと思いました。

やってみてどうでしたか?

思った以上に苦戦しました。
はじめ考えていたのは、人型の金太郎飴のようなパーツの中を透明なガラスにして、とんぼ玉の下に置いた6色の色が透けて見えるようにしたかったのですが、縁の黒がにじんでしまったためボツにしました。

完成した方は、6色のパーツを1本ずつ引いたものをガラスカッターでスライスして貼り付けました。
完成度としては少し足らない気がしますが、楽しい作品になったのではないかと思っています。
誰かがデザインした作品を作るのは初めてで、試行錯誤していた時間がとても楽しく、私にとってもチャレンジになりました。

子どもたちへのメッセージ

私の作ったものは入選したデザインのものとそっくりではありません。
ただ、あの喜びのデザインから感じた楽しい気持ちや、幸せな気持ちがとんぼ玉の中に表現できるといいなと思って作りました。
なんだかちょっと不器用な玉になってしまいましたが、気持ちが伝わってくれると嬉しいです。

 

笑う テーマ「笑う」第一位のデザイン画

デザイン画(クリックで拡大)
「笑う」第一位のビーズ

ハンドメイドビーズ制作者 川井佳美さま

普段はどういう作品をメインに作られていますか?

ガラスを溶かして、色々な形、デザインにすることに魅了されています。無限にある可能性を追求していきたいです。 自分の作りたいものを作っています。

どうして応募しようと思いましたか

自分の出来ることで、何か役に立てる ことが出来ればと思い応募しました。

やってみてどうでしたか?

こんな作品で良いのだろうか・・・私なんかが応募してよかったのだろうか・・・と思いました。でも、シャイン・オン!キッズの作品の作成に選ばれ、喜んでもらえるよう頑張って作りました。

むずかしかった点、楽しかった点など

笑顔になってもらえる作品にしようと思いました。作成中は試行錯誤でしたがとても楽しい時間でした。

子どもたちへのメッセージ、一般の方へのメッセージなど

病気と闘っている子供たち・親御さんたちは本当に大変だと思います。微力だと思いますが少しでもお役に立てればと思っています。

 

愛 テーマ「愛」第一位のデザイン画

デザイン画(クリックで拡大)
「愛」第一位のビーズ

ハンドメイドビーズ制作者 本山すみ子さま

普段はどういう作品をメインに作られていますか?

主に制作しているのは、とんぼ玉と小さなビーズのアクセサリー、そして吹きガラスの器・フュージングでのアクセサリーです。

どうして応募しようと思いましたか

福祉科を卒業し天職のつもり施設(乳児院)で保育士をしていました。
途中でガラス工芸に転向したことに、ちょっと後ろめたさがあり、なにかの役に立つのなら・・・と思いました。

やってみてどうでしたか?

かなり緊張しました。デザインした子の想いに近づけるかな?

むずかしかった点、楽しかった点など

赤がソーダガラス・ピンクが鉛ガラスのため、どうやって赤の境目に黒ずみを出さずに済ませるか、がむずかしかったです。
楽しかった点は、出来あがった玉を見て、喜んでもらえるかなぁ~と・・・。

子どもたちへのメッセージ、一般の方へのメッセージなど

物を作り出すことで、誰かに喜んで貰える仕事に就けたことに感謝しています。そして、笑顔に近づける物づくりをしていきたいと思います。

 

このイベントはクライスラー株式会社にご支援をいただいております。

 

クライスラーロゴ
シャイン・オン!キッズのビーズ・オブ・カレッジ®プログラムへのご支援を心より感謝申し上げます。

クライスラー株式会社CSR活動のページ
フィアット クライスラー ジャパン CSR ニュースレターVol. 1(PDF)
フィアット クライスラー ジャパン CSR ニュースレターVol. 2(PDF)


デザインシートの制作は「デザインで社会貢献!~To スケット~」さんにお願いしました。To スケットさんはデジタルハリウッド大学のサークルで、グラフィック、映像、Webなど、学生の方たちが持ってるデザインスキルで社会貢献を行っています。
Facebook https://www.facebook.com/dh.tosket