ファシリティドッグ・ハンドラーに関するお問い合わせが増えていることを受け、よくご質問頂く内容を “ハンドラーQ&A” としてまとめました。お問い合わせ前に、まずご確認いただけますと幸いです。
ファシリティドッグを導入する病院の特色によって、その病院に勤務することになるハンドラーに必要な経験は変わってきます。こども病院であれば、小児科経験があるほうが良いです。しかし、精神科病院であれば、精神科での経験のある看護師や臨床心理士が優遇されるでしょうし、ホスピスであれば緩和ケアの経験のある方が、リハビリ病院であれば看護師のほか、理学療法士・作業療法士も選択肢に入ります。
Doernbecher Children’s Hopspital (オレゴン州) チャイルド・ライフ・スペシャリスト
Sutter Children’s Center (カリフォルニア州) チャイルド・ライフ・スペシャリスト
UCSF Benioff Children’s Hospital (カリフォルニア州) チャイルド・ライフ・スペシャリスト
Rehabilitation Hospital of the Pacific (ハワイ州) レクリエーション・セラピスト
Queen’s Medical Center Cancer Clinic (ハワイ州) 看護師、ナースナビゲータ―
(2016 年2月視察より)
新たにファシリティドッグを導入する病院がなければ、新たなハンドラーの募集もありません。公募する場合には、当法人ホームページやSNSで募集します。もしその病院内からハンドラーを選出することになった場合には、公募はありません。
既に病院に所属している方は、勤め先にファシリティドッグ導入を掛け合うことが、ハンドラーになるための一歩になるかもしれません。
ハンドラーの情報をご希望のかたは、ハンドラー登録フォームにご登録ください。
学歴は関係ありません。どのような看護観をもつ看護師さんで、患者さんに寄り添うことのできる看護師さんかを重視します。
当法人では、臨床経験は最低5年必要としています。
ハンドラーは、患者さんの治療計画にそって介入していきます。看護師や臨床心理士など、患者さんに計画的に介入していく職種が適しています。
トレーニングセンターの定めにより、ファシリティドッグへの負担を考え、乳幼児のいらっしゃる家庭はご遠慮いただいています。
犬は1頭まで可能です。しかし、ファシリティドッグとの相性が合わない場合や、ファシリティドッグに悪影響を与える恐れのある場合には、同居はできません。
はい。ハンドラーとファシリティドッグは休日も含め、24 時間を共に過ごします。
当法人では犬と病院でフルタイムのお仕事をするにあたって、ハンドラーと絆が形成されていることを第一としています。ファシリティドッグにとってハンドラーは「飼い主」であり「信頼できるパートナー」であるため、ファシリティドッグもハンドラーと共にいることにより、安心して仕事をしてくれます。ハンドラーも、ファシリティドッグの今の気持ちや考えていることが分かるようになるため、ファシリティドッグが次に起こすだろう行動の「予測」ができるようになります。安全に仕事をするためにも、24 時間を共に過ごすことは重要なことです。しかしシャイン・オン!キッズでは、ハンドラーの休日も重要視しているため、週末にファシリティドッグを預かってくれるボランティアさんの育成も積極的におこなっています。
人間だけがハンドラーのトレーニングを受けることはできません。あくまでも、ファシリティドッグとハンドラーになる人間との共同のトレーニングが必要です。ファシリティドッグを導入する病院がなければ、ハンドラーも誕生しません。
ファシリティドッグになるには、生まれ持った素質と、子犬の頃から病院内に出入りするなど、専門的なトレーニングが必要になります。大人しければできるという仕事ではありません。
患者さんのプライバシーや感染症持ち込みのリスクから、病棟内の活動見学はお断りしています。
プログラム、イベント、その他の活動に関する最新情報をお届けします。