認定NPO法人シャイン・オン・キッズは、入院中の子どもたちとその家族に、笑顔と勇気と“心のケア”を届けるために、2010年から日本のこども病院に日本初の試み※としてファシリティドッグを導入する活動を行っています。
※参照元:日本財団「すべてのこども病院にファシリティドッグを」
>>日本でファシリティドッグ・プログラムを展開するきっかけとなったエピソードはこちらからご覧いただけます
理事長であるキンバリの「子ども達、そして医療従事者を笑顔にするファシリティドッグは日本のこども病院に必要である」という熱い思いでプログラム開始から数年間は、当法人が独自の資金調達を行う事でファシリティドッグ・プログラムを無償で病院へ提供しました。その後、導入病院の関係者の皆様にこども病院におけるファシリティドッグの必要性をご理解頂き助成金や業務委託費を頂けるステージに進むことができました。
しかしながらファシリティドッグ・プログラム全体、後任犬の国内育成、今後の新規導入に向けての活動までをカバー出来る金額ではなく、引き続き多くの皆さまからの継続したご寄付が必要な状況です。この課題を多くの皆様から少しずつ サポート頂く事で「日本のこども病院全てにファシリティドッグを常勤させたい!」という私たちの夢を皆さんと一緒に作り上げて行きたいという思いから「ファシリティドッグ ドリーム☆サポーター」を募集する事となりました。
・2019年:君がいるから頑張れる。病気と闘う子供達にファシリティドッグを
・2020年:コロナ禍で入院中の子ども達へオンラインでのアクティビティを
・2021年:ファシリティドッグの寄り添いを未来へつなぐプロジェクト2021
・2021年:「入院中の子どもたちを笑顔に」の先へ 心のケアでつなぐ家族と未来
「ファシリティドッグ」とは、医療施設など、ある特定の施設に常勤し活動するために、専門的なトレーニングを受けた犬のことです。シャイン・オン!キッズでは臨床経験のある看護師をハンドラーとしてファシリティドッグとチームを組み、こども病院に常駐させています。
入院中の子どもの治療に付き添ったり、子どもやその家族と交流したりすることで治療の苦痛や入院中の不安、ストレスを軽減する役割を担っています。
2010年に小児がんの子ども達への支援を目的として、静岡県立こども病院のご理解により、日本初のファシリティドッグ・プログラムが始まりました。 当初は、前例のない日本での試みに、衛生面の問題はないのか、など心配する声もありました。
しかし、一つずつ課題を検証し、当初は週3日だった活動も、「ベイリーに毎日病院に来てほしい」「ベイリーがいたら治療を頑張れる」といった子ども達の声が後押しになり、ベイリーは病院に常勤して、小児集中治療室に入ったり手術室まで同行し、子どもが麻酔で眠るまでそばで見守るような活動もできるようになりました。そして現在ファシリティドッグは国内4つのこども病院で活動しています。
活動中の初代ファシリティドッグ「ベイリー」
(残念ながら2020年10月1日にお空に旅立ちました)
◆ハンドラーと現役犬
◆導入病院
2010年〜 静岡県立こども病院
2012年〜 神奈川県立こども医療センター
2019年〜 東京都立小児総合医療センター
2021年〜 国立成育医療研究センター
◆引退犬
2009年~2018年 ベイリー
2012年~2021年 ヨギ
◆メンバー
◆シニア・ダイレクター
ケイト・ドール(作業療法博士 OTD, MSGM, MS, OTR/L)
年に1回のフォローアップに加え、定期的にオンライン・ミーティングにて指導をうけています。
介助犬育成人材を輩出する米国バーゲン大学のクリニカル・ディレクター勤務後、アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイ/ノースウェストのディレクター。医療者としても全米トップのリハビリテーション病院でシニア作業療法士を勤める。ファシリティドッグの病院導入を数多く監修した他、自身もハンドラーとして13年以上、市民病院とミリタリー病院の双方での勤務経験をもつ。
◆アドバイザリーボード
2019年より育成事業着手にあたり、新たに4名の専門家をボードメンバーに迎えました。また、日本初の事業を進めるにあたり、日頃多くのご助言を頂いています。
久世明香(獣医師、博士)
麻布大学獣医学部動物応用科学科 伴侶動物学研究室 講師。獣医行動診療科認定医として、イヌやネコのこころのケアに携わり、日本獣医動物行動研究会の幹事を務める。
高栁友子(医師、博士)
社会福祉法人日本介助犬協会専務理事/愛知医科大学医学部客員教授。厚生科学研究介助犬研究班に従事し,2002年身体障害者補助犬法制定に貢献。
西村亮平(獣医師、博士)
東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻獣医外科学研究室 教授。中央環境審議会動物愛護部会の委員として、動物の愛護及び管理に関する法律の改正にかかわる。
山本真理子(博士)
帝京科学大学アニマルサイエンス学科 講師。”働く犬”を研究テーマにUCデービス校で博士研究員を務めた経歴から、日米の使役犬事情に詳しい
五十音順/敬称略
それでは具体的にファシリティドッグ・プログラムの運営にはどのような出費が必要なのでしょうか?1頭が稼働するには初年度経費2,000万円、その後一年ごとに維持経費が1,000万円かかります。
【ファシリティドッグ】
【ハンドラー】
【トレーナー】
【育成施設】
【国際基準を順守したフォローアップ】
【プログラム運営費】
【候補犬の輸入、育成(約2年)】
【ハンドラー育成(約半年)】
病院のプレイルームで子どもたちに囲まれるアニー
シャイン・オン!キッズでは過去READYFORを通じた寄付集めには、リターン品を提供してきました。しかしながらリターン品を企業様からご寄贈頂き、ご寄付頂いた支援者へ発送するには多大な人件費を要する事からファシリティドッグ ドリーム☆サポーターへの返礼品は設定しない事としました。
しかしながらどうしたらファシリティドッグ ドリーム☆サポーターの皆様に「サポーター」としてファシリティドッグ・プログラムの活動をより身近に感じて頂けるかを検討した結果、下記を実施します。
【ファシリティドッグ ドリーム☆サポーター限定】
☆ファシリティドッグ、ハンドラーからのレポート、非公開画像などの送付(年5回)
☆オリジナルマグネットの送付(1月末に寄附金受領証明書と一緒に送付)
☆オンライン・イベントへのご招待(年1回)
また、日々の活動は下記のSNSで発信していますので是非お立ち寄りください。
ファシリティドッグ・プログラムは多くの病院からお問い合わせを頂いてますが、導入には病院の受入体制作り、候補犬の確保と育成、この活動を支える資金が必要になります。また、現在活動中の現役犬が数年後に迎える引退に向けて、後任犬の育成にも取り組む必要があります。
2025年末までに新規病院への導入、現役犬の引退に向け5頭のファシリティドッグ育成を目指します。これに伴い、今まで以上の感染防止、安全対策、各種マニュアルの作成、広報活動などを行います。
皆さまの温かいご寄付をどうかよろしくお願い申し上げます。
※シャイン・オン!キッズは認定NPO法人を取得しております。認定NPO法人に対する寄付は、個人・企業ともに寄付が税額控除対象にます。
ファシリティドッグ ドリーム☆サポーターになる領収書が必要な方は、こちらの登録フォームからご登録ください。
※2023年1月より、領収書(寄付金受領証明書)の発送は、寄付入金日の翌月末頃の発送となります。
※クレジットカードでのご寄付の場合、受領日は各決済代行会社から当団体に入金された日付となります。入金まで1~2ヶ月かかりますので、10月以降のご寄付の場合、翌年度の日付になる可能性がございますことを予めご了承ください。
※年末調整ではなく、ご自身で確定申告を行ってください。
※控除により支払うべき税額が低くなります。必ず現金が戻ってくるわけではありません。
シャイン・オン!キッズは2012年12月7日に東京都から「認定 特定非営利活動法人」(以下認定NPO法人)として認定されました。また、2018年8月31日付けで認定の更新、2023年3月8日付けで再更新を認められました。
認定通知書 (PDF)認定NPO法人は、一般のNPO法人よりも公益性が高い、すなわち、広く一般から支持を得ている、その活動や組織運営が適正である、より多くの情報公開が行われている等の基準を満たしていることを所轄庁から認定をされた特定非営利活動法人を言います。
認定NPO法人に対する個人の方からの寄付は「寄付金控除(税額控除)」の対象となり、税制上の優遇措置を受ける事ができます。
本来であれば税金として国に納め、行政の決定により使い道が決まり、配分されます。しかし「認定NPO」に寄付し、約半額が税額控除されるという事は寄付者自らが直接選んだNPOに行政を介さず税金を使ってもらう事ができる仕組みです。
法人の場合も、認定NPO法人に対する寄付は税法上、経費として認められる枠が大幅に広がりました。
内閣府NPOホームページで詳しく説明されていますので、ご覧ください。
個人が認定・仮認定NPO法人に寄附した場合(内閣府NPOホームページ)
寄附に伴う確定申告の手続き(内閣府NPOホームページ)
寄付金に対して認定NPOシャイン・オン・キッズが発行する税額優遇専用の領収書が必要です。
領収書が必要な方は、登録フォームからご登録ください。
「ファシリティドッグ支援を騙る街頭募金が行われていた」とのご連絡をいただきました。当団体が確認したところ、この街頭募金は当団体が事前に承認したものではありませんでした。
当団体では、街頭等での募金は、当団体の職員、当団体と取り決めを行った団体等のみが行っております。街頭等での募金活動に関して、不審な点、ご不明な点等あった場合は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡いただきますようお願いいたします。
特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ 事務局
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